高野山の杉山和一のお墓参りに行ってきました!

自然堂はりきゅう院の五味です。

11月8日から9日まで和歌山県高野山の杉山和一のお墓参りツアーを企画し、行ってきました。
私たちが所属している杉山検校遺徳顕彰会の理事長、理事ほか8名で訪問してきました。
検校というのは盲人団体の最高位の位を検校(けんぎょう)と呼びます。

杉山検校遺徳顕彰会のサイトには以下のようにあります。

江ノ島杉山和一の墓所 | 杉山和一について | 【公式】公益財団法人杉山検校遺徳顕彰会

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高野山金剛峰寺の墓所(和歌山県高野山奥之院杉山和一墓所)
この墓碑は昭和14年3月28日に吉田弘道の願いに基づき、長男・吉田雅生民によって建立されたものである。
中央に「杉山総検校」、両側に「奉道立為 贈正五位 報恩謝徳 斯道興隆」とある。
和一墓碑の右側には、没後の14年8月に「鍼医書田弘道墓」が建立されている。しかし昭和34年の伊勢湾台風の折に倒壊したため、弘道の孫・吉田一弘氏が分骨された骨を東京に持ち帰って現在、お骨はないという。
墓所の所在地は高野山金剛峰寺普門院が菩捷寺で、奥之院墓地「-の葡」の参道の武田信玄墓地を右に見て少し上った所にある。墓所への入り口に「管鍼開祖杉山検校之墓」と記した道標がある。
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お墓の所在や管理について確認するために、まずは管理をしてくれている宿坊・普門院さんへご挨拶をかねて宿泊し、また奥の院にある杉山和一のお墓の確認をしてきました。

初めて高野山にお参りに行かせてもらいましたが、高野山の町全体が仏教の町ということもあり厳かで質素、浮ついてない素晴らしい雰囲気でした。

なんか、深呼吸したくなるくらい清浄な空気がただよってました。

自然とマインドフルネスな、下界との隔絶したくなるような心持ちになりました。
奥の院は1200年続く壮大な杉木立の中に、無数の著名人のお墓があり、その中から見つけた杉山和一先生のお墓を発見したときは一同非常に感動しました。

杉山真伝流の最後の継承者であり、杉山顕彰会の設立に尽力した吉田弘道はどんな思いでこの高野山にお墓を建てたのでしょうか?

鍼灸の神様でもあり、盲人にとって大の恩人である杉山和一の功績を後世に伝えてもらいたいと願っていたのではないでしょうか?私たちも身が引き締まる思いをもちました。

行き方として、奥の院の一の橋から入り右手に「管鍼開祖 杉山検校之墓」「普門院正海師御墓所入口」の石碑があり、そこを右手に入ると杉山和一公と吉田弘道先生のお墓が並んであります。

普門院(宿坊)さんでは精進料理をいただき、朝の勤行では杉山和一公と顕彰会物故者の法要をお願いしました。

是非、皆様も機会があれば行ってみてください。