脈診流経絡治療について

脈診流経絡治療とは、東洋医学の4つの診断法をベースにした全身の状態をとらえ、症状の根本的な原因をつきとめることにより自律神経の働きを整え、症状の緩和や改
善を促す治療法です。

東洋医学の4つの診断法
①望診;体格や顔色を診て診察。
②聞診;声のトーンや話し方・臭いから診察。
③問診;患者様の症状・生活習慣などを会話を通して診察。
④切診;触診や脈診をして直接身体に触れて診察。

これら4つの診断法により身体の根本原因となる自律神経の乱れを整えていきます。

特に、脈診流経絡治療では脈の状態を重視しております。
経絡治療は、全身を巡っている12の経絡という生命エネルギーの順路にごく浅く鍼をすることで、気血の流れを整え、自然治癒力(免疫力)を高めます。

経絡;全身に12本あり五臓六腑を経由している生命エネルギーの順路。この経絡に経穴(ツボ)が点在している。

;目には見えない生命エネルギーのこと。
;物体として全身の内側に流れる血液のようなもの。

経絡治療では、髪の毛ほどの細さの鍼を使用し、ごく浅く皮膚に鍼をしますので心地
良く感じます。

よって、皮膚の浅い部分は、交感神経が優位に働いており、経絡治療によるソフトな鍼施術によって、交感神経の過緊張が収まり、心身をリラックスモードに導きます。身体が穏やかになると自然と心も豊かになり、効率よく仕事やライフスタイルを構築できるようになります。

そのためにも、日ごろから東洋はり医学会の脈診流経絡治療の技術を磨き、
鍼を繊細に扱う習練に勤しんでおります。